関税、貿易、輸出入管理
物品を効果的かつ効率的に流通させるために
すべての取引は、国境を越えるものか国内で移送されるものかに関わらず、国内および海外の関税、貿易規制、また輸出入管理規制の対象となりえます。
ロシュは、事業を行う各国間において矛盾する可能性のある規制を考慮した上で、すべての関税、貿易および輸出入管理に関する規制を遵守しています。これを怠ると、民事および刑事責任が問われることになりかねないほか、輸出入特権が失われる可能性があります。
関税と貿易
ロシュは世界中で事業を運営し、常に様々な商品を輸入、輸出、移送しています。商品がタイムリーに通関手続きを終えるには、物流部門が商品輸送の手順を整えたうえで、専門家の指導のもと国内および国際的な規制を確実に遵守しなければなりません。
関税法、外為法などは、数量、原料の種類、輸送手段に関わらず適用されます。税関当局は、関税法などの遵守を確認するだけでなく、例えば動物、農業、医療、薬事、財政、知的財産の規制といった、当国の各関連当局のための国境における手続きを行います。これは、無料で提供されている物品にも適用されます。
輸出入管理
国内または国際輸出入管理規制やロシュの社内指令である「標準輸出規制」に基づいて取引が許可されない場合、外国貿易活動に従事するすべてのロシュの社員は取引を控えなければなりません。
新しい取引先と取引を開始する前に、社員はその会社が国内または海外の制裁対象取引先一覧に記載されていないことを確認する必要があります。商用・非商用製品とソフトウェア・技術に対して、物理的または電子的に、ロシュの内部・外部に関わらず輸出入手続きをする前に、社員はその物品が規制対象でなく、当局からの輸出入・再輸出入許可が必要ではないことを確認しなければなりません。また輸出先の中には、禁輸国または制裁国に当てはまる包括的な対外貿易の規制対象国もあり、輸出手続きを行う前に追加の管理を必要とするものもあります。